溶けかけたソーダアイスの滴落ち うだる熱風、夏の始まり
弾け飛べ 梅雨のだるさも憂鬱も全ては夏の一瞬のため
ゆらゆらとゆれる陽炎、夏の日の逃げ水のよな君の幻
睫からこぼれる雫、あんなにも強気な君を泣かせる男
誰からもメールは来ないしひとりだし ただ砂嵐の画面見るだけ
この地球上の全ての人々を幸せにする学問がある
真実は星の数ほど存在し、その一つしか現実でない
問題と目的、結果、考察を惰性のように繰り返す日々
ごめんねが涙で霞む夕焼けの新宿、ビル街、君と見た空
「幸せは過去にしかない」そう言って遠くを見やる君が切ない
大切な過去や今日を捨ててでも 君が居るなら良いと思った
「思い出の中でおとなしく」なんて無理 あたしは君の過去にはならない
振り向けば笑顔残れる日のごとき「さよなら」 君の過去になる我
さよならを告げる時計を見上げ居り 泣いてはないし、笑ってもない。
いつの日か君の手帳を我の名で埋めし日々など想像したり